事業趣旨
本事業は、社会課題の解決や産業応用を志向したフィージビリティ・スタディを支援することを目的としています。自然科学研究機構の教員、URA、技術職員が基礎研究の研究成果や計測・実験等のノウハウ、知的財産等(研究成果等という)を基盤としつつ、具体的な産業応用や社会実装を想定して研究成果等の適用可能性を実証し、産学連携につながる研究シーズを創出することを目指します。支援終了時点で本事業採択者には、特許等の知的財産を獲得することが可能なデータが得られていること、民間企業等の事業者向けに研究成果の具体的な応用可能性を提示できること、応用研究を支援する外部資金への申請が可能な研究計画やデータが得られていること等が期待されます。
なお、本事業はOPEN MIX LAB(OML)公募研究プログラムの一環として公募をいたします。
公募の内容
自然科学研究機構の研究成果等を基盤とし、実用化や社会実装の具体的なビジョンやロードマップが示された研究開発であること。
※詳細は公募要領を参照してください。
事業研究期間
採択通知日~2024年3月31日
応募資格
自然科学研究機構の研究者、URA職員、技術職員
金額
1件あたり原則200万円を上限とする。
採択予定数
若干数
申請方法
1.応募書類
申請書 別紙様式1
応募書類は、Microsoft Word形式のファイルにて提出してください。
なお、申請書に画像等を含める場合は、PDF形式のファイルも併せて提出してください。
2.提出方法
応募者は、各機関の長の了承を得た上で、所属研究機関の事務担当を通じ、6月23日17時(必着)までに、電子メールにて以下の送付先に送付してください。
受領を確認し次第、自然科学研究機構 事務局研究協力課研究支援係(産学連携事務担当)より所属機関の事務担当者にメールでその旨ご連絡いたします。
【応募書類送付先】
自然科学研究機構 事務局研究協力課研究支援係(産学連携事務担当)
E-mail:nins-sangaku★nins.jp(★を@に変更してください)
TEL:03-5425-1316
審査等
本事業の審査は、申請情報に基づき、自然科学研究機構産学連携委員会で行います。審査は非公開で行われます。
その他
申請にあたっては、事前の相談が可能でございます。相談を希望される場合は下記にご連絡ください。
その他本公募に関するご質問がありましたら、下記にご連絡ください。
自然科学研究機構 事務局研究協力課研究支援係(産学連携事務担当)
E-mail:nins-sangaku★nins.jp(★を@に変更してください)
TEL:03-5425-1316
公募要領等書類
〇2023年度公募要領 [PDF]
〇2023年度審査要項 [PDF]
採択課題一覧
令和6年度
研究代表者 | 職名 | 所属 | 課題名 |
時谷 政行 | 准教授 | 核融合科学研究所 | 先進的ろう付接合法を用いたアルミナ分散強化銅(ODS-Cu)基接合材料の産業応用 |
長原 一樹 | 主任技術員 | 核融合科学研究所 | バイオ燃料製造に向けた高機能活性炭触媒の創製技術およびセルロース加水分解技術に関する研究 |
重信 秀治 | 教授 | 基礎生物学研究所 | クラウド活用によるゲノム解析・データ共有フレームワークの開発 |
新美 輝幸 | 教授 | 基礎生物学研究所 | 生分解性ナノ粒子を用いた高効率なRNA農薬の実用化に向けた研究開発 |
窪田 芳之 | 准教授 | 生理学研究所 | 大容量電顕データを実現するハイスループット電顕画像撮影システムの開発 |
令和5年度
研究代表者 | 職名 | 所属 | 課題名 |
服部 雅之 | 特任助教 | 国立天文台 | 大気揺らぎ補正可能な汎用補償光学実験系の開発 |
平野 直樹 | 教授 | 核融合科学研究所 | 極低温冷却システムの高効率化に関する研究開発 |
鈴木 賢一 | 特任准教授 | 基礎生物学研究所 | 生命科学研究に必要とされる定量的全遺伝子発現解析システムの実用化に向けて |
岩山 洋士 | 助教 | 分子科学研究所 | 共鳴軟X線散乱法による機能性高分子フィルムの元素選択的構造解析法の開発 |
湊 丈俊 | 主任研究員 | 分子科学研究所 | 極高エネルギー材料の開発 |
令和4年度
研究代表者 | 職名 | 所属 | 課題名 |
高畑 一也 | 教授 | 核融合科学研究所 | 表面微細構造を持つフッ素樹脂コーティングを使用した極低温冷媒のための高性能伝熱面の開発 |
西浦 正樹 | 准教授 | 核融合科学研究所 | 産業応用に向けたミリ波広帯域通過・極狭帯域ノッチフィルタの技術開発 |
中野 治久 | 准教授 | 核融合科学研究所 | 材料改質のための低エネルギービーム開発 |
本島 厳 | 准教授 | 核融合科学研究所 | 活性炭、深紫外線が切り拓く先進ウイルス吸着手法の確立 |
上原 日和 | 助教 | 核融合科学研究所 | フッ素樹脂の加工ニーズに応える室温動作カルコゲン化物結晶レーザーの開発 |
南部 篤 | 教授 | 生理学研究所 | 薬剤脳内投与によるパーキンソン病神経保護治療法の研究開発 |
令和3年度
研究代表者 | 職名 | 所属 | 課題名 |
安原 亮 | 准教授 | 核融合科学研究所 | 新規接合手法による複合材料開発 |
上原 日和 | 助教 | 核融合科学研究所 | 赤外光ファイバーセンサーの需要拡大のための薄膜形成技術の開発 |
本島 厳 | 准教授 | 核融合科学研究所 | 核融合プラズマ制御研究が拓く真空ポンプ高性能化 |
鈴木 賢一 | 特任准教授 | 基礎生物学研究所 | NGSを利用して目的遺伝子を簡便かつ安価に定量化する解析システムの開発 |
成瀬 清 | 特任教授 | 基礎生物学研究所 | GWASを用いた改良メダカの表現型―遺伝子型相関解析 |
金井 雅武 | 特任助教 | 基礎生物学研究所 | 新規昆虫病原菌を用いた新たな害虫防除システムの開発 |
南部 篤 | 教授 | 生理学研究所 | オンデマンド型脳深部刺激によるパーキンソン病治療法の研究開発 |
窪田 芳之 | 准教授 | 生理学研究所 | 大容量電顕データを実現するATUM-SEM専用カーボンナノチューブ塗布テープの開発と製品化 |
令和2年度
研究代表者 | 職名 | 所属 | 課題名 |
上原 日和 | 助教 | 核融合科学研究所 | 加工及びセンシング応用のための新波長帯ファイバーレーザーの開発 |
村瀬 尊則 | 技術係長 | 核融合科学研究所 | 応力緩和層を用いた大電流制御スイッチ用接点材料の研究開発 |
新美 輝幸 | 教授 | 基礎生物学研究所 | RNA干渉法を用いた新奇害虫防除法の実用化に向けた研究開発 |
成瀬 清 | 特任教授 | 基礎生物学研究所 | GWASを用いた改良メダカの表現型―遺伝子型相関解析 |
平 義隆 | 准教授 | 分子科学研究所 | バルク材料のナノメートル欠陥分析を可能にするガンマ線誘起陽電子消滅寿命計測の開発 |
令和元年度
研究代表者 | 職名 | 所属 | 課題名 |
土屋 隼人 | 助教 | 核融合科学研究所 | ミリ波測定器製品化プロジェクト |
新美 輝幸 | 教授 | 基礎生物学研究所 | RNA干渉法を用いた新奇害虫防除法の実用化に向けた研究開発 |
真野 昌二 | 准教授 | 基礎生物学研究所 | ヒマ種子における油脂合成系の解明 |
富永 真琴 | 教授 | 生理学研究所 | TRPV4/アノクタミン1複合体を標的とした新規制汗剤開発 |
村瀬 尊則 | 技術係長 | 核融合科学研究所 | 大電流制御スイッチ用接点材料の研究 |
上原 日和 | 助教 | 核融合科学研究所 | 中赤外短パルスレーザーによる新規樹脂フィルム加工法の実証 |
魚住 泰広 | 教授 | 分子科学研究所 | 高分子固定化触媒の社会実装を目指した触媒調製プロセスの確立と産学技術共有 |
高橋 俊一 | 准教授 | 基礎生物学研究所 | マイクロプレートリーダーを用いた多サンプル同時光合成測定装置の製品化 |
繁政 英治 | 技術課長 | 分子科学研究所 | 「一斉警報通知防災システム」構想の実現に向けた社会実験 |